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エイズを予防するなら性行為にコンドームが必須

2019年12月30日
男性を診ている医者

エイズを予防する最善の方法は、HIVに感染しないようにすることです。HIVは日常生活では感染しませんが、性行為で人から人に伝染します。効果的なエイズの予防方法とは、性行為の際にHIVの感染を防ぐことです。

HIVは血液のほかに精液や膣分泌液に多く含まれることが知られていて、性行為の際はウイルスが不活性化する前に性器や口腔内の粘膜に接触することで感染が起こります。性行為の際に性器に傷ができて出血をしていると、血液を通してHIVに感染する可能性が非常に高くなります。

エイズを予防するためには、HIVに感染している可能性のある相手と性行為の際にコンドームを着用する方法が有効です。この方法は、ウイルスが含まれる精液や膣分泌液が性器の粘膜への接触を防ぐことができるからです。性器の皮膚に傷ができていても、コンドームを着用することで傷口から血液を通してウイルスに感染するのを防ぐことができます。梅毒や尖圭コンジローマは皮膚が接触するだけで伝染が起こることがありますが、HIVは皮膚が接触する程度では感染することがありません。このため、エイズ予防にコンドームが必須アイテムといえます。

HIVの感染を予防する際は、いくつかの注意すべき点があります。コンドームは避妊具なので、性器性交で射精をする時だけ装着する人がいます。射精をしなくても皮膚に傷があればHIVに感染する可能性があるので、最初から最後まで着用する必要があります。

オーラルセックスやアナルセックスは妊娠する可能性がないという理由で、性風俗店であってもコンドームを着用しない人は少なくありません。妊娠する可能性がなくても、口腔や肛門を通してウイルスに感染するリスクがあります。性器性交だけでなく、オーラルセックスやアナルセックスでもコンドームを着用して体液や粘膜の接触を遮断する必要があります。

コンドームを使用する場合は、正しい使用方法をすることも大切です。ゴムは時間が経過すると劣化して破損する恐れがあるので、着用前に必ず使用期限を確認するようにしましょう。未使用品を保管する場合は、直射日光や高温の場所を避けることも大切です。使用期限内であっても、保管状況によってはゴムが劣化して破れる恐れがあるからです。

着用する際は、ゴムを傷つけないようにすることも大切です。薄いゴムは、僅かな傷でも使用中に破損して破れてしまう恐れがあるからです。開封時や着用時する際は、爪で傷つけないように丁寧に扱うように注意しましょう。

海外の性風俗店を利用する際に、コンドームを2重に装着する男性がいます。2重に装着することで、どちらか片方が破損しても病気に感染しないようにすることができると考える人がいるようです。このような使い方をすると、2枚のゴム同士が擦れることで破損しやすくなってしまうのでかえって危険です。性交の最中に破損しないようにするためには、使用期限を確認して正しい方法で着用することが大切です。2重に装着することは2つとも破損するリスクを高めてしまうため、安全性を高めることにはならないということを理解しておきましょう。

エイズを含めて性病の感染を予防するために、性行為の際に男性がコンドームを着用することは効果的です。性器以外にも口腔や肛門を通して病原体に感染する可能性があるので、避妊の必要がないオーラルセックスやアナルセックスの際もコンドームを正しく着用する必要があります。ピルやほかの方法で避妊すれば性病を予防することができると考えている人がいますが、これは間違いです。避妊と性病の感染予防は違うので、女性がピルを服用したとしてもエイズを予防することはできません。